北海道機械工業会50年のあゆみ

50th anniversary ─ 1 ─ (一社)北海道機械工業会50年のあゆみ 【設立準備】 北海道における機械工業及びその関連産 業の近代化、高度化を図るため、本道におけ る業界の中心となる組織が必要であるとの 声が業界有志や学識経験者、行政当局からあ がり、昭和49年6月に組織設立のための作業 グループが結成され、設立の検討に入った。 既に組織が設立されていた東北や九州地区 の視察を行って準備を進め、同年12月10日、 設立準備委員会が発足し、委員長には、(株) 日本製鋼所室蘭製作所長の樫原昌夫氏が就 任し、業界、経済団体、学会等から46名が準備 委員となり、工業会設立の労をとられた。昭 和50年5月27日、設立総会が開催され、初代 会長に樫原昌夫氏が就任し、当工業会の第一 歩が踏み出された。 【設立後の経過】 設立時は219社で発足したが、その後、会員 の加入促進と組織固めに重点をおいて事業 を進め、関係者や会員企業の努力により、会 員数は、ピーク時には598社となったが、その 後、景気の低迷等により、現在は、正会員及び 賛助会員で361社(令和7年4月1日現在)と なっている。会員数の減少に伴い、会費収入 の減少や北海道からの補助金も減額され、経 費節減に努めてきたが、会の運営に支障が出 る状況となったことから、財政基盤の強化と 会運営の安定を図るため、平成18年に「会費 値上げ検討小委員会」を設置して検討を行 い、平成19年4月から企業会費の引き上げや 「役員付加会費」を新設するなどの会費規程 を改訂した。 組織作りについては、設立当初は、委員会 は企画委員会、技術委員会、情報広報委員会、 金融対策委員会、受注拡大委員会(北電小 委員会、いすゞ小委員会)の5委員会であっ たが、その後、総務委員会、受注拡大委員会、 交流推進委員会の3委員会となった。 総務委員会は、事業計画や予算など会の全 般的な企画立案や運営に関することなど、受 注拡大委員会は、地場企業活用推進のための 大型官公需等に対する要望や受注のための

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